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転職コラム

未経験からITエンジニア転職に役立つ情報を発信しています

2024.12.17

インフラエンジニアに未経験でなる方法とは? 必要な専門資格などについても解説!

「インフラエンジニアは未経験でもなれるの?」と考え、不安に思われている方へ。

ポイントを押さえれば、未経験でもインフラエンジニアに就職・転職ができます。

ポイントを早々にお教えしたいのですが、「インフラエンジニア」という仕事をイメージでのみ捉えてはいませんか?

イメージしか知らないまま就職・転職をすると、後悔する可能性もあります。

そこでこの記事では、「インフラエンジニア」の基礎と未経験でも就職・転職できるポイントを解説します。

インフラエンジニアはこんな仕事

「インフラエンジニア」とは、ITインフラを取り扱う役職のことです。

インフラは電気やガス、水道などの生活に欠かせない設備のことを指します。

それに対し、ITインフラはITに欠かせないネットワークやサーバー、その他パソコン周りの設定のことです。

この前提を踏まえ、インフラエンジニアの仕事内容についても解説していきます。

インフラエンジニアの仕事内容には、以下のようなタスクがあげられます。

  1. 必要な設備や回線等を設計する
  2. サーバー環境を構築する
  3. 機器やサーバーを監視する

必要な設備や回線等を設計する

まず、インターネットにおけるサービスやシステムを機能させるために、必要な設備や回線などの設計を行います。

機能を構築する簡単な流れとして、依頼主の要望を聞きとり、要望に沿って設計を行います。

そのためコミュニケーション力や要望をシステム内に盛り込む技術力が必要です。

設計業務は作業をしないとサービスやシステムがうまく機能しなくなってしまいます。

あとで一からやり直して余計な手間がかかってしまわないように、時間をかけて設計作業を行ってください。

サーバー環境を構築する

必要な設備や回線などを設計したら、その設計を基にサーバー環境を構築していきます。

エンジニアはプログラマーよりも高いスキルを持った立場です。

そのため、プログラマーの人たちを引っ張っていきながら先頭に立ちサーバー環境を構築していくリーダーシップ力が不可欠になってきます。

機器やサーバーを監視する

構築作業が完了したらそれで終わりではありません。
システム運用が開始されたら、そのシステムを運用していく中でトラブルに対応する必要があります。

そのため、インフラエンジニアは機器やサーバーを監視し続けていきます。

トラブル発生後に対応することはもちろん、トラブル発生を未然に防止する意識も持った対応が重要になります。

未経験でも転職できる理由

インフラエンジニアが未経験でも転職できる理由として、主に以下の2つがあげられます。

  • 保守運用案件が多く人手が必要なため
  • 紹介した職種を希望する方が少ないため

保守運用案件が多く人手が必要なため

インフラエンジニアは夜間の業務があったり、シフト制を導入していたりします。

そのため、保守運用案件が多く、人手が必要となることが多いです。

そういった背景があり、未経験の人材であっても、できることだけでもしてもらうケースが多い傾向にあります。

紹介した職種を希望する方が少ないため

エンジニアを目指す方の多くは、経験を積んでコンサルタントになりたいと考えています。

一方で、地道な作業が求められるインフラエンジニアになろうという人は傾向的に少ないです。

需要に対して供給が少ないため、未経験でも転職できます。

インフラエンジニア希望の求職者が少ないことは、大きな利点になります。

ライバルが少ないということは、採用される可能性が高いからです。

経験を積みたい方にとって、願ってもない大きなチャンスとなります。

【1つだけじゃない】インフラエンジニアの職種がある

インフラエンジニアといっても、すべての業務を1人でこなすわけではありません。

いくつかの専門分野に分かれて業務に携わることとなります。

そこで分けられるインフラエンジニアの職種として、大きく分けて以下の4つがあげられます。

  • サーバーエンジニア
  • ネットワークエンジニア
  • クラウドエンジニア
  • データベースエンジニア

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアはサーバーについての業務を担当するエンジニアのことです。

主にここまで紹介してきたサーバーの設計から運用・監視までの業務を行っていきます。

インフラエンジニアのイメージ通りの仕事がしたいという方におすすめです。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアはネットワーク環境を構築・維持管理していくエンジニアのことです。

複数拠点のネットワークをつなぎ、さまざまな拠点からアクセスできるような安定感を維持し続けていく必要があります。

そのためには、どんなネットワーク機器を選び、どんなつなぎ方をすればいいのか理解しておくことが大事です。

ネットワークエンジニアはそういった点でのエキスパートと言えます。

クラウドエンジニア

クラウドエンジニアはクラウドサービスを活用したシステムの構築・保守を行うエンジニアのことです。

近年、インターネット上にあるクラウドコンピューターを利用して社内の情報管理などを行う企業が増えています。

本来なら自社に専用のサーバーを構築して設置する必要があるため、導入・運用にコストがかかってしまいます。

しかし、クラウドサーバーならサーバーでのコストがほとんどかかりにくいです。

そういった点でクラウドサービスが評価されており、それに合わせてクラウドエンジニアも注目を集めていることから、今後も需要が高まっていくことが予想されます。

データベースエンジニア

データベースエンジニアはシステムの基盤となるデータベースの構築・管理・運用を行うエンジニアのことです。

データといってもさまざまな形態があり、近年ではAIを用いたビッグデータが使われるケースが増えてきています。

もっと先の未来になると、また違った形のデータが登場するでしょう。

そのため、データベースエンジニアはデータの流行に合わせて学習を続けられる方に向いています。

インフラエンジニアに就職・転職するメリットとデメリットとは

インフラエンジニアにはいくつかのメリットとデメリットがあります。それらについて簡潔に解説していきます。

メリット

インフラエンジニアには以下のようなメリットがあります。

  • 給与が上がりやすい
  • 将来性がある
  • 資格を取得してキャリアアップを狙える

インフラエンジニアは需要が高い職種ですが、人手が不足しています。

そのため、インフラエンジニアは給与が上がりやすい傾向にあります。

また、今後もIT化は加速していくと予想されているため、インフラエンジニアは将来性も高いです。

将来性が高いなら仕事を失う可能性が少なくて安心できます。

そして、資格を取得してキャリアアップを狙えるメリットもあります。

特にエンジニアはスキルの高さが給与に直結するため、給与を上げたい方は積極的にスキルを身につけていきましょう。

デメリット

一方で、インフラエンジニアには以下のようなデメリットがあります。

  • 初任給が低い
  • 夜勤や転勤がある
  • 勉強が大変

インフラエンジニアは未経験からスタートすると初任給が低いです。

そのため、理想と現実のギャップにモチベーションが下がってしまう方もいるかもしれません。

中には、「資格取得奨励金制度」を採用している会社もあるため、そういった制度を活用していきましょう。

また、ITシステムを監視する必要のある関係から、シフト制で夜間に働く必要のあるケースも少なくありません。

それだけでなく、インフラエンジニアの数の少なさから現場を転々とする場合もあります。

さらに、インフラエンジニアの業務に必要な勉強が大変です。

特に未経験の状態から始めるとなると、業務に必要な知識に慣れ親しむまでに時間がかかります。

インフラエンジニアが向いている方の特徴

ここまでインフラエンジニアの仕事内容やメリット・デメリットについてまとめました。

そこで触れた内容を踏まえると、インフラエンジニアは以下のような方が向いています。

  • 機械に触れるのが好きな方
  • 小さなミスまで対策を想定できる方
  • 人と会話することが得意な方
  • 英語力がある方

機械に触れるのが好きな方

インフラエンジニアは大前提としてある程度機械に触れるのが好きでないとモチベーションが続きません。

機械が苦手な方は避けておいたほうがよいです。

またバックグラウンドの仕事も多いため、地味でもプログラミングなどの作業自体が好きでモチベーションが維持できる方などにおすすめです。

小さなミスまで対策を想定できる方

単にスキルを身につけるだけではインフラエンジニアとしては不十分です。

常に最悪のケースを想定し、それに合わせた対策を施せるようにしてする必要があります。

その習慣がない方は、まずは小さなミスまで対策を想定する癖を身につけるところから始めてみてください。

人と会話することが得意な方

他にも、エンジニアは人の上に立って物事を動かしていく仕事となります。そのため、人との会話スキルも求められます。

また営業に同行してシステム設計などをクライアントへ説明するケースもあります。

そのためインフラエンジニアは、自分から積極的にコミュニケーションがとれる方におすすめです。

英語力がある方

インフラエンジニアには対話力が必要ではありますが、同時に英語も使いこなせるのが望ましいです。

IT化の波は常にグローバル化しつつあるため、海外のクライアントと会話することもあります。

少しでも多くの依頼に対応するためにも、英語力を鍛えてみてください。

未経験からインフラエンジニアになるコツを解説

未経験からインフラエンジニアになる方法として、以下の3つの方法があげられます。

  • インフラエンジニアの仕事を体験する
  • 独学で知識・スキルを身につける
  • 資格の勉強を通じて専門性を身につける

インフラエンジニアの仕事を体験する

力技な方法ではありますが、インフラエンジニアの仕事を経験してみるという方法があります。

例えばアルバイト求人に応募して、業務の一端を携わることで、業務の体験ができるわけです。

仕事を体験することで「インフラエンジニアに向いているか」を検討する機会が得られ、イメージとのズレからすぐ離職する事態を防止できます。

「習うより慣れろ」というスタイルが自分に合っているという方は、この方法が向いています。

独学で知識・スキルを身につける

インフラエンジニアになる2つ目の方法として、独学で知識・スキルを身につけるという方法があります。

人によってはうまく学習を進められないという方もいるかもしれません。

しかし、要領よく物事をこなせる方なら、独学での学習のほうがコストをかけずに済みます。

資格の勉強を通じて専門性を身につける

学習を進めながら専門知識を身につけたいなら、資格の勉強を通じて専門性を身につける方法がおすすめです。

資格の合格という目的意識があると、学習を進める意欲につながります。

未経験からインフラエンジニアになりたい方で、学習が思うように進まない方は、この方法を試してみてください。

インフラエンジニア向けの資格例として、LinuCやCCNA、LPICなどがあげられます。

これらの資格については、下記の見出しで解説します。

初心者におすすめの専門資格

インフラエンジニア向けの専門資格には、LinuCやCCNA、LPICなどがあると説明しました。

それらの専門資格の特徴などについて簡単に説明していきます。

CCNA

CCNAはCisco社が認定するネットワークの基礎知識を身につけていることを証明する資格です。

主に以下のような内容が出題されます。

  • IPアドレスの基礎知識
  • 自動化やプログラマビリティについての知識

CCNAはネットワークの幅広い知識を習得できます。

基礎知識を身につけたい方はCCNAから学習を始めてみてください。
詳細は「 CCNAの資格とは?基本情報から受験方法・勉強方法までを解説」で解説しています。

LPIC

LPICはLinuC同様にLinuxについてのさまざまな知識が身につけられる資格です。

主に以下のような内容が出題されます。

  • Linuxのインストールや仮想マシンなどの利用
  • ファイルやディレクトリの操作
  • システムやアカウントの管理

LPICはLinuCと出題範囲はほとんど同じですが、国際基準の資格となっており、重視される項目が若干異なります。

海外でインフラエンジニアとして活躍したい方は、LPICの学習を進めてみてください。

詳しくは「 LPIC(エルピック)とは?資格や試験内容を解説」で解説しています。

独学を検討している方は、基礎をわかりやすく学べる動画講義がおすすめです。

「テックハブラーニング」では動画講義や章末テスト、対策問題集配信も行っています。

詳細は以下のページでご紹介しています。気になる方はチェックしてみてください。

テックハブラーニング

また、他のインフラエンジニア向けの資格については、以下のページで紹介しています。

気になる方はチェックしてみてください。

インフラエンジニアにおすすめの資格は?取得のメリットや勉強法も解説!

LinuC

LinuCはLinuxというOSの体系的な操作ができることを証明できる資格です。主に以下のような内容が出題されます。

  • Linuxの概要と基本操作
  • 仮想化技術やクラウドの基礎知識
  • セキュリティ管理

LinuCは国内基準で問題が出題されるため、国内の会社に優位に働きます。

そのため、国内でインフラエンジニアとして働きたいという方におすすめです。

詳しくは「 LinuCとは?資格内容や試験について解説」で解説しています。

【参考】インフラエンジニア以外でおすすめの業種

「インフラエンジニア以外に似たような業種はあるの?」という方は、以下のような業種も検討してみてはいかがでしょうか?

  • プログラマー
  • システムエンジニア
  • Webエンジニア

1つずつ簡単に説明していきます。

プログラマー

IT系の職種の中で、特に未経験者が多いのがプログラマーです。

エンジニアが設計から運用・監視まで対応する業種だとすると、プログラマーは構築作業といった下流工程のみを担当します。

IT系の職種をまずは経験したいという方は、プログラマーから始めてみるのがおすすめです。

システムエンジニア

システムエンジニアは、エンジニアの中でもシステム開発業務に携わる職種です。

独自のシステムを求める会社は多く、システム開発依頼を持ちかけてくるところが多いです。

エンジニアに必要なコミュニケーションスキル・マネジメントスキルを身につけたい方におすすめできます。

Webエンジニア

WebエンジニアはWeb上で動かせるシステムを開発する職種です。

Webエンジニアには大きく分けてWeb制作系エンジニアとWebアプリ系エンジニアの2つに分けられます。

この中でWeb制作系エンジニアは、そこまで高いレベルのプログラミングスキルが求められるわけではありません。

そのため、Web制作系エンジニアは未経験者でも始めやすいIT系職種としておすすめです。

まとめ

インフラエンジニアはサービスやシステムを正常に稼働させるために必要な環境を構築する職種です。

エンジニアとして稼ぐのは難しいと考えている方もいるかもしれません。

しかし人手が多く必要でインフラエンジニアを希望する方は、少ない傾向にあります。

そのため、未経験でも転職しやすいのが特徴です。

ただ、インフラエンジニアに必要な専門知識やスキルを身につけるのは容易ではありません。

それらを身につけるには、ご紹介した資格の勉強をしながら身につけるのがおすすめです。

学習について不安がある方は、メンターによるサポートを受けてみてはいかがでしょうか。

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