転職コラム
未経験からITエンジニア転職に役立つ情報を発信しています
2024.12.09
【30代向け】未経験からITエンジニアに転職するためのコツを紹介
ここでは、30代未経験からITエンジニアに転職するメリットや、転職を成功させるためのコツについて解説します。
IT業界は成長が著しく、他の業界でデジタル化が進むにつれて、今後ますます発展していくだろうと言われています。
そんな、IT業界に転職したいと考えている人は多く、30代の未経験からITエンジニアへの転職を目指す人も少なくありません。
そのような方は、ぜひ参考にしてください。
30代未経験でもITエンジニアに転職出来る?
伸びしろや可能性が期待される20代とは違い、30代の場合は、これまでの経験や実績を求められます。
IT業界に限らず、30代で未経験の業界に転職するのは難しいとされています(「35歳の壁」という表現があるほどです。)
では、30代未経験でITエンジニアに転職することは不可能なのでしょうか?
結論から言えば、30代未経験でITエンジニアに転職することは可能です。
しかし、簡単なことではないのも事実です。
では、転職を成功させるためにはどうすれば良いのでしょうか。
30代未経験からITエンジニアを目指すメリット
未経験だとしても、30代でITエンジニアに転職する、具体的なメリットを解説します。
以下のとおりです。
年収アップが期待出来る
ITエンジニアに転職する最大のメリットは年収アップが期待出来ること
Webエンジニア全体の平均年収は約542万円といわれています。
国税庁の「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、日本全体での平均年収は443万円となっています。(Webエンジニアの平均年収はそれよりも100万円ほど高い)
このうち、未経験で転職したエンジニアに限定して見てみると、平均年収は300万円~400万円ほどと言われています。
日本全体の平均年収よりも少ない額ですが、昇給のペースが速いのがIT業界の特徴で、未経験から転職し、2~3年目には年収500万円に到達した人もいます。
30代未経験の場合、転職直後は一時的に年収が下がるかもしれませんが、経験と実績を積むにつれて、前職よりも高い収入が得られるようになるはずです。
特に、前職でマネジメント業の経験がある方の場合、スキル次第では転職して早々に上流工程に携われる可能性があり、早い時期に前職の収入を超えることも考えられます。
ITエンジニアは将来性が高い
デジタル化や機械化が進むにつれて、将来多くの仕事が無くなる可能性がある
しかし、IT技術の進歩や国内のIT市場の拡大により、エンジニアの需要は高まっており、IT人材の不足傾向は続くことが見込まれています。
また、最近ではプログラミングに関する知識がなくてもアプリケーションが開発出来るノーコード開発ツールが普及しつつあります。
ですが、そのノーコード開発ツールを制作しているのは、ITエンジニアです。
また、サービス要件定義、設計工程、保守運用・サポート業務といった作業は、ノーコードのツールの有無に関わらずITエンジニアでなければ出来ません。
人材不足で転職しやすくなりつつある
急速に進むデジタル化や、AIやVRといった新技術により、人材が不足している
実際、転職応援サイトDODAが2023年7月付けで発表した「転職求人倍率レポート」によると、IT業界全体での求人倍率は約6倍となっており、求職者1人に対して約6件の求人があるような状態です。
もともと慢性的な人手不足だったIT業界ですが、30代未経験からITエンジニアへの転職を考えている方にとって、今はまさにベストのタイミングだと言えるでしょう。
ITエンジニアに転職するまでの流れ
ITエンジニアに転職するための、基本的な進め方について紹介します。
以下のとおりです。
なりたいエンジニアの種類を決める
ITエンジニアとは、システム開発やシステム運用を行う情報技術の技術者の総称
そのため、一口にITエンジニアと言っても様々な種類のITエンジニアが存在し、具体的な仕事内容もそれぞれの種類ごとに異なります。
代表的なものとしては、以下が挙げられます。
種類 | 仕事内容 |
---|---|
システムエンジニア | システム開発における上流工程でシステムの要件定義、外部設計、内部設計などを行う |
プログラマー | システムエンジニアが作成した要件定義、外部設計、内部設計に沿って実際にプログラムを作成する |
アプリケーションエンジニア | パソコンやスマートフォン向けのアプリケーションを開発する |
Webエンジニア(フロントエンドエンジニア) | Web上のシステムやサービスを開発するWEBエンジニアのうち、ユーザーの目に直接触れる部分を制作する |
Webエンジニア(バックエンド/サーバーサイドエンジニア) | Web上のシステムやサービスを開発するWEBエンジニアのうち、ユーザーの目には直接見えないサーバー処理のための開発を行う |
インフラエンジニア | サーバーやネットワークといったITインフラの構築や整備を行う |
それぞれの種類ごとに求められる知識・スキルも異なるため、30代未経験からITエンジニアに転職したいという場合、まずはどのITエンジニアを目指すのか決めましょう。
IT業界について学ぶ
IT業界そのものについての基礎的な知識を身につける
なりたいITエンジニアの具体的な仕事内容や業種業態、キャリアプランなど、気になるトピックがあれば深堀りして調べてみて下さい。
また、このタイミングでITに関する基礎知識も一緒に身に着けておきましょう。
特に、以下に関する知識は、目指すITエンジニアの種類に関わらず重要です。
- ソフトウェア
- ハードウェア
- データベース
- ネットワーク
- セキュリティ
また、IoTやAIといったIT業界のトレンドワードについても、この時点である程度勉強しておくと良いでしょう。
プログラミング言語を勉強する
プログラミングなどの技術知識を身につける
ゆくゆくは複数の言語を身に着ける必要がありますが、最初の一歩としては、以下について勉強すると良いでしょう。
職種 | 言語 |
---|---|
システムエンジニア、プログラマー | Java、C#、Python、Rubyなど |
アプリケーションエンジニア | Kotlin、Swiftなど |
サーバーサイドエンジニア | Java、Ruby、JavaScript(Node.js)など |
フロントエンドエンジニア | HTML、CS、Javaなど |
インフラエンジニア | Shell、DOSコマンド、Pythonなど |
もちろん、勉強してみたい言語があれば、そちらを優先しても構いません。
ただし、どの言語を選ぶにせよ、正しく機能するプログラムが作れ、エラーが起きても自力で修正出来るレベルまで勉強するようにして下さい。
注意点として、完全に独学で限界するのは効率が悪く、必要以上の時間が掛かることがあります。出来るだけ効率良く学習したいという方は、『テックハブニュービー』がおすすめです。
ENたまは無料で使えるITエンジニアに特化した転職支援サービスで、ITエンジニアとして働くために必要な知識を体系的に勉強でき、また、困った時にはいつでもアドバイザーに相談が出来ます。
ポートフォリオを作る
ポートフォリオはスキルを証明するための分かりやすい実績
自分で作ったプログラムのエラーを自力で修正出来るレベルまでプログラミングをマスターしたら、自作したプログラムをまとめたポートフォリオを作りましょう。
未経験者の場合、ポートフォリオでしかスキルをアピール出来ません。
そのため、採担当者の目に留まるようなハイレベルなポートフォリオが作れれば理想的です。
応募する企業を決める
未経験を募集していて、かつ自分に合った企業を見つける
ポートフォリオが完成したら、事業内容や勤務形態、研修制度や教育体制の有無などに注目しながら、応募する企業を決めましょう。
また、30代未経験からの転職の場合、クライアント企業の業種にも注目すると良いでしょう。
クライアントが前職と同じ業種の企業であれば、医療や製造、金融といった分野に関する専門知識を活かして働くことが出来ます。
面接では、前職で身に付けた知識やスキルがあれば、積極的にアピールして下さい。
30代未経験からITエンジニアを目指す上で押さえておきたいポイント
- 求人情報が多い時期に転職活動をする
- コミュニケーション能力を磨く
- ポートフォリオを充実させる
- ベンチャーや中小企業に絞って応募する
- 「絶対ITエンジニアになる」という強い意志と覚悟を持つ
- 今の仕事を続けながら転職活動をする
求人情報が多い時期に転職活動をする
求人は多い時期と少ない時期がある
年度末および上期末にあたる2・3月と、9・10月は退職者が増えるため、企業も積極的に求人情報を出します。
そのため、転職活動をするのであれば、この時期がおすすめです。
ただし、30代後半にさしかかり一日でも早くITエンジニアに転職したいという方の場合は、この限りではありません。
コミュニケーション能力を磨く
基本的なビジネスコミュニケーションが必要
パソコンに向かって一人で黙々と作業する、というイメージを持たれがちなITエンジニアですが、実はコミュニケーション能力はITエンジニアにとって非常に重要なスキルの一つです。
例えばプログラマーの場合、チーム体制でソフトウェア開発を行うことは珍しくありませんし、システムエンジニアの場合、日常的な業務の一環として社内の営業担当を介してクライアントと交渉を行います。
ポートフォリオを充実させる
ポートフォリオをより魅力的にアップデートしていく
既に触れたように、未経験者はポートフォリオでしか自身自身のスキルをアピール出来ません。
ITエンジニア経験者もポートフォリオを提出する中で、少しでも採用担当者の興味を惹けるように、時間をかけて充実したポートフォリオを作るようにしましょう。
ベンチャーや中小企業に絞って応募する
企業の規模よりも、経験を積める企業に入ることが最優先
大手企業の求人情報は狙っているライバルの数も多く、その中には経験豊富な現役ITエンジニアもいます。
30代未経験から転職の場合、まずはどこでも良いので会社に入り、ITエンジニアとして経験を積んで経験者になることが優先課題となります。
そのため、大手企業ではなく中小企業やベンチャーの求人に絞って応募すると良いでしょう。
また、応募する企業の主なクライアントが前職と同じ業種であれば、医療や製造、金融といった分野に関する専門知識を活かして働くことが出来ます。
応募する企業にとっても、クライアントの業界事情を知っている人材は貴重です。
「絶対ITエンジニアになる」という強い意志と覚悟を持つ
簡単に転職できると思わず、粘り強く取り組む
IT業界が人材不足に悩んでいる現状があるとはいえ、30代で未経験からITエンジニアに転職するのは簡単ではありません。
今の仕事を続けるという選択肢もある中で、しなくても良い苦労をあえてする覚悟と、「絶対にITエンジニアになるんだ」という強い意思がなければ、転職活動を最後までやり通すことは難しいかもしれません。
どうしてITエンジニアになりたいと思ったのか?「残りの人生をかけてITエンジニアとして社会貢献がしたい」「愛する家族の為に収入が良くて将来性が高い仕事に就きたい」と思ったからなのか。
人によって様々ですが、明確な答えがないという方は、ITエンジニアになりたいと思ったきっかけを振り返り、思いや気持ちを整理すると良いでしょう。
今の仕事を続けながら転職活動をする
覚悟は必要だが、慎重に準備をしながら転職活動を進める
30代未経験からITエンジニアに転職する人の中には、プログラミングの勉強と転職活動に集中するために仕事を辞める人がいます。
30代未経験からの転職を成功させるためには確かに強い覚悟が必要ですが、仕事を辞める事=覚悟を持つことではありません。
そもそも、プログラミングの勉強と転職活動は、仕事を続けながらでも十分可能です。
いざという時のための保険を残しておく意味でも、余程の事情がなければ今の仕事を続けながら、転職活動の準備を進めることをおすすめします。
30代未経験からのエンジニア転職は決して不可能ではありません
30代未経験からのITエンジニアへの転職は簡単ではありませんが、決して不可能ではありません。
ある程度のレベルのプログラミングスキルを身に着け、明確な戦略を立て、「絶対にITエンジニアになるんだ」という強い意思と覚悟を保つことさえ出来れば、誰にでも可能性があります。
しかし、独学でのプログラミング学習にも孤軍奮闘の転職活動にも限界はあります。
キャリアプランのことを考えると、時間的な余裕があるわけではない30代だからこそ、転職活動やプログラミングの勉強は出来るだけ効率良く進めたいものでしょう。
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